乳がん検査から診断までの流れ
早期発見のためには
乳がんセルフチェックが大切!
乳がんセルフチェックは自分でできる唯一の検査法です。内臓などにできるがんと違って、乳がんは自分で発見することが可能ながんです。乳がんを発症した約80%の人が自分で乳房の変化に気づいて受診しています。
小さな変化に敏感になるためには、普段の自分の胸の状態をよく知っておくことが重要です。
排卵後から月経前までは、乳腺が発達して乳房が張り、痛みを感じることがあります。これが、月経後には張りが引いて、柔らかくなるのが普通です。入浴時に素手で胸を洗ってみるなど、ときどき触って自分の感覚で覚えておくようにしましょう。
乳がんセルフチェックは、がんの治療後に再発がないかを確認するときにも有効なため、変化や違和感を見逃さないよう、セルフチェックを習慣づけることをおすすめします。
定期検診でわかること
乳がんを発症した約80%の人は自分で乳房の変化に気づいています。ですが、自己検診を行っているからといって、必ずしも乳がんが発見できるとは限りません。
定期的に検診を受けることも大切です。定期検診には、市区町村など自治体が行う検診のほか、企業が行う健康診断に乳がん検診の項目が含まれている場合もあります。また、個人で病院等の人間ドックで検査を受けることが可能です。対象年齢や検査項目はそれぞれ異なるため、確認してから受診してください。
定期検診の多くは、問診・視触診に加え、画像検査が行われます。
問診では、本人や家族の病歴、自覚症状の有無などのヒアリングがあります。家族に乳がんの病歴がある人や20代でも乳腺の病気がある人、更年期障害のホルモン補充療法を受けている人などは乳がんにかかるリスクが高いため、検査を受ける必要性が高くなります。
次に、マンモグラフィ検査(乳房のレントゲン検査)、あるいはエコーなどの画像検査が行われます。
ここで異常が認められると組織検査などの二次検査に進み、がんであるか、それともほかの病気かが診断されます。
専門医、認定医がいて、
さらに認定施設の病院を探す!
年齢や乳腺の病気の有無などによって、最適な検査ができる医師、病院を選ぶことは乳がん早期発見のためにも大切な第一歩です。
高い技術の技師が、精度の高い機械で撮影し、高い現像技術による良い画像を専門医が読影するという環境が整っていることが非常に大切なポイントです。
「検査機器の性能」と「撮影技術」、「読影力」は乳がんの診断には欠かせない大きな要素です。
リスクの高い人ほど、専門の技術者や医師がそろった認定施設で検査を受けるようにしてください。
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