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病気や治療法を理解する!

現在では、乳がんの治療開始前には、告知を行うことがほぼ定着しています。
これは、乳がんがほかのがんに比べて治りやすいということや、手術・治療法の進歩によって回復するケースが増えていること、また、本人が医師から十分な説明を受けて病気や治療法を理解することで、治療効果が上がることがわかってきたことが大きな要因です。
自分の症状をきちんと理解して、病気と治療についてのわかりやすい説明を受けることが重要です。
家族や信頼できる人と共に医師の先生に話を聞きましょう。

納得できる治療法を!

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乳がんの治療方針や治療法の説明を聞いて、どのように治療をしていくかを決めるのは自分です。
説明を聞いてその場ですぐに決める必要はありませんので、しっかりと考えて納得できる方法を選びましょう。
治療法の決定に悩んだら、納得して治療を受けるためにも、他の医師にセカンド・オピニオンを求めることも大切です。

乳がんの治療では、手術・放射線照射・抗がん剤治療など、複数の治療法があります。
どの治療法が最善であるのか、移転・再発した場合の対応などについて、他の専門医の意見を聞きたいと思うのは当たり前のことです。セカンド・オピニオンは、治療法を自分で意思決定するための手段です。

セカンド・オピニオンというと、担当医の診断や治療法に不信感をもっていたり、他の医療機関に移るための手段と思う方もいるかもしれませんが、あくまでも自分にとって最良と思える治療法を選択し、安心して治療を受けられるようにすることを目的としたものです。
その治療にどのような効果があり、副作用がどの程度あるのか。また、費用はどのくらいかなど、別の専門医からの話も聞くことで納得して治療を受けられる場合もありますので、希望する際は遠慮せずに担当医に相談しましょう。

治療に専念するために

まずは、治療に専念できる環境を整えましょう。
自分の希望する治療が行われており、質問にもきちんと対応してくれる医師や病院であること。治療は長期にわたることが考えられるため、通院しやすい場所にあること。
そして、最も重要なのは自分と相性がよい医師・病院であることです。信頼できるよい医師と出会えるかどうかは治療効果にも大きく影響しますので、医師に合わせるのではなく、できる限り自分に合った医師を探すということを心がけてください。

進行の度合いで治療方針が決まる

乳がんの進行度合いは「病期(ステージ)」というもので示されます。しこりの大きさやリンパ節・遠隔臓器への転移の有無などによって分類されます。この分類に合わせて治療方針が立てられます。
乳がんの治療では、手術と放射線療法からなる局所療法に、薬物療法である全身療法を組み合わせた治療が行われます。

再発や転移の予防とケアが大事!

セルフチェックは、治療前、治療後にかかわらず行うようにしましょう。
乳がんにかかった人は、そうでない人に比べて、手術をしていない側の乳房でのがん発症率が1.5倍高いというデータがあります。また、乳房温存療法を行った場合、温存した乳房内にがんが再発する可能性もあります。
少しでも気になることがあったら、早めに受診をすることを心がけてください。

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薬と放射線治療の副作用を知る

薬には、一般的に病気を治療するための作用と、からだにとって好ましくない作用の2種類の面があります。どのような薬でも、多かれ少なかれ副作用が伴うことを理解しておいてください。
乳がん治療で用いる薬は、化学療法剤(抗がん剤)とホルモン剤が基本です。
化学療法剤は、吐き気や嘔吐、脱毛といった副作用が現れることが多く、これは、がん細胞だけではなく正常な細胞にもダメージを与えるために起こります。化学療法は、ホルモン依存性のない乳がんの場合、再発を防ぐ唯一の全身療法となるため、副作用を抑える薬を上手に使いながら、乳がんの治療を行いましょう。
ホルモン剤は、からだにとって必要なホルモン分泌を抑制する働きをするため、ホットフラッシュなどの更年期症状に似た副作用が起こります。

抗がん剤による副作用

吐き気や嘔吐、脱毛、下痢、感染症、口内炎、倦怠感、アレルギー症状、インフュージョン・リアクション(発熱、悪寒、頭痛、血圧低下)、心臓への影響、手足のしびれ、筋肉や関節のしびれ、むくみ、手足症候群、つめの異常、味覚嗅覚障害

ホルモン療法による副作用

ホットフラッシュ、精神神経症状、性器出血や膣炎、血栓、骨粗しょう症、高脂血症、肩こりや関節痛

放射線療法による副作用

疲労感、皮膚炎、肺炎や肺線維症、肋骨骨折

※副作用の出方には個人差があります。副作用と思われる症状がでたら担当医の先生に相談し、どうコントロールすればよいかアドバイスをもらってください。